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水足店ブログ 粉砕してはいけない薬があるのをご存じですか?
更新日:2023年04月01日
錠剤が大きくて飲み込みにくい…
カプセルは苦手…
という方はおられませんか?
お薬には割ったり、かみ砕いたり、カプセルをあけてはいけないものがあります。
徐放性製剤
薬の成分が徐々に放出されて、長時間効果が続くように設計された薬です。
粉砕した場合、ゆっくり放出されるはずの成分が一気に放出されて血中濃度が上昇します。
期待された効果が得られないばかりか、副作用のリスクも上がってしまいます。
腸溶性製剤
胃への刺激を防ぐ、胃酸で分解してしまうことを避けるなどの理由で、腸で溶けるように設計された薬です。
粉砕すると胃酸で失活し、治療効果が現れないなどの可能性があります。
フィルムコーティング製剤
胃腸障害などの副作用の低減、遮光や防湿、苦味などの低減のために表面にコーティングをしている薬です。
粉砕により、苦味が増したり、光や湿気により成分が変わってしまう可能性があります。
お薬が飲みにくい場合は自己判断で粉砕したりかみ砕いたりせず薬剤師にご相談ください。同じ成分の薬でOD錠(口の中で溶かして服用可能な薬)や、粉薬、液剤に変更できる場合もあります。