飲み込む力を鍛える体操としてよく知られているのが、「嚥下おでこ体操」です。

 

舌の筋肉を鍛えるには、「パタカラ体操」がおすすめです。

「パパパ･･･、タタタ･･･、カカカ･･･、ラララ･･･」というようにそれぞれの音を連続で発音したり、「パタカラ、パタカラ･･･」とくり返します。

 

舌を積極的に動かす舌トレーニングは、唾液が分泌され、口臭や舌苔の予防に効果的です。

また、舌筋に加えて表情筋も鍛える「あいうべ体操」は、口呼吸を治すのに効果的で、表情も豊かになります。

「あー」とできるだけ大きく口を開く

「いー」と口を大きく精一杯横に広げる

「うー」と口を強く力を入れて前に突き出す

「べー」と舌を突き出して下に伸ばす

 

「嚥下体操」は、姿勢を正して首や肩周囲、表情筋や舌の運動などを行います。唾液がよく出るようになるので、食事前は効果的です。

また、誤嚥した時に、しっかりとむせることができると、気管に入った食べ物を吐き出すことができます。

 

もちろん丁寧な歯磨きをして口の中を清潔に保つことも大切です。

歯周病などで歯を失い、義歯を入れずにそのままにしておくと認知症のリスクが高まることが報告されています。

 

口の健康を意識し、いつまでも笑顔でおしゃべりをして、食事も楽しみましょう。