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水足店ブログ 便秘シリーズ~便秘とは?~
更新日:2021年11月08日
☆何日、出ないと便秘なの?
「毎日お通じがないから、私は便秘」そんな風に思い込んでいませんか?
実は、何日出なかったら便秘という明確な定義はありません。「慢性便秘症診療ガイドライン2017」では“本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態”を便秘としています。毎日出ないことは問題ではないのです。たとえば3日に1回だとしてもスムーズに排便でき、スッキリ感があれば便秘ではありません。逆に毎日出ていても、残便感があってスッキリしない、お腹が張って違和感があるといった不快な自覚症状があるなら便秘と考えられます。
つまり便秘かどうかは、あなたのスッキリ感が基準といえるのです。
☆排便と便秘のメカニズム
私たちが食べた物は、どのように便となって排出されるのでしょうか。
口から肛門まで続く消化管は、約9mほどあるといわれています。この長い消化管で、まるでバトンリレーのように消化・吸収しながら排便というゴールをめざします。
食べ物が便になって排出されるまでのタイムは約24時間〜72時間といわれています。それぞれの消化器官がベストなパフォーマンスを行うことでスムーズな排便につながります。
ところが大腸の動きが鈍ると、便の通る速度が通常より遅くなり、水分が吸収されすぎて硬くなってしまいます。そうして便が硬くなると、なおさら排出されにくくなり便秘を招くことに。逆に大腸の動きが活発すぎると、便の通過時間が速いため水分の吸収が不十分になり、軟便や下痢になる可能性があります。
☆便秘にもタイプがあるの?
ひとことで便秘といっても症状や原因はさまざまで、便秘にもタイプがあります。
大きくは生活環境の変化によって一時的に起こる急性便秘と、生活習慣の乱れなどから腸の機能が低下し、日常的に不快感が続く慢性便秘。さらに慢性便秘は不快な自覚症状から4つのタイプに分けることができます。
急性便秘も慢性便秘も、激しい腹痛や発熱、血便などの症状がある場合は、病院での受診をおすすめします。
- 一時的に起こる急性便秘タイプ
生活習慣が急に変化すると、自分では意識していなくても身体は少なからずストレスを感じることに。自律神経の乱れによって腸の働きが鈍り、一時的に便秘になることがあります。
- 硬くて出ない 便カチカチタイプ
便は排出されないと、大腸で水分の吸収が進み、ますます硬くなって出しづらくなります。そのため出そうと強くいきんでしまい、痛みを感じたり、肛門が出血したりして痔になることも。
- 出てもモヤモヤ スッキリ不足タイプ
排便しても、全部出し切れてなく、まだ残っているような感じがする人はこのタイプ。排便にも時間がかかってしまい、出ても便が細く、量も少ないので、スッキリ感がありません。
- 便が停滞 お腹ポンポンタイプ
腸が効率よく動かないと、便やガスがスムーズに腸の中を進まず、腸内のいたるところに停滞しやすくなり、いつもお腹にハリや膨満感があって苦しいと感じています。
- 使いすぎて出ない 便秘薬だのみタイプ
便秘のたびに刺激の強い便秘薬に頼って無理に出していると、腸が自力で動かなくなってしまうことに。そのため、なおさら強い便秘薬で強制的に腸を動かして出すという悪循環が起こります。
あなたの便秘は何タイプですか?。。。次回に続く。。。エスエス製薬HP参考