庭の紫陽花の花が色鮮やかに咲いて、葉っぱにはカタツムリが雨宿りしています。風情のある美しい情景ですが、こんな身近なところにも危険が潜んでいるのです。

平成20年、つくば市と大阪市で料理に添えられていたアジサイの葉を食べたグループが、食後30分から吐き気・めまいなどの症状を訴える食中毒が発生しました。

アジサイの毒性成分は未だ明らかでありませんが、青酸配糖体が含まれるとする説もあるようです。

食中毒と聞けば、細菌やウイルスを原因とする食中毒を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ふぐやキノコ・水仙の葉など自然毒を原因とする食中毒も報告されています。知らずに口にすることで重大な結果をもたらすかもしれません。

正しい知識をもって、食中毒の予防に努めたいですね。

※参考　厚生労働省自然毒のリスクプロファイル