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にじいろ薬局 中枢性めまい
更新日:2023年09月01日
暑さも少し和らいで、朝晩は涼し気な虫の声が聞こえるようになりました。
3回に分けてめまいについてお伝えしてきました。
めまいの種類にもよりますが、気圧の変動が大きな梅雨の時期や台風が多い時期に起こりやすい症状です。おかしいなと感じたら、早めの受診をお勧めします!!
今月は中枢性めまいについてです。
めまいがすると脳に異常が起きたのではないかと心配される方が多いと思いますが、実際には脳疾患によるめまいは比較的少数です。めまいの他に、意識障害、ことばの障害、運動麻痺、知覚麻痺、激しい頭痛などを伴う場合や、いつまでも治らないめまいは脳疾患の可能性も考慮した検査が必要になります。主な中枢性めまいを説明します。
脳卒中(急性脳血管障害)
脳の中で、小脳や脳幹は体のバランスを保つ上でとくに重要な働きをしており、この部位の出血や梗塞によりめまいが生じます。
脳腫瘍
一般に脳腫瘍は徐々に発育するため、激しいめまいよりフラフラ感が多く認められます。腫瘍の部位や種類によっては、めまい以外のいろいろな神経症状を呈したり、生命にかかわる可能性もあります。内耳から出て脳に向かう神経にできる聴神経腫瘍は、めまいを起こす脳腫瘍の代表的疾患です。
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 (jibika.or.jp)ホームページより