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長砂店ブログ 喫煙・たばこの影響

更新日:2025年02月01日

たばこの煙には三大有害物質(ニコチン、タール、一酸化炭素)の他にも70種類以上の発がん性物質が含まれています。

喫煙は依存性がある上に、肺疾患、がん、狭心症や心筋梗塞、糖尿病など多くの病気のリスクを高めます。また、家族などの周囲の人にも受動喫煙による同様のリスクがあるため注意が必要です。

 

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDは、肺の呼吸機能が低下していく病気です。有害物質を吸い続けることで肺に炎症が起こり、肺の組織が徐々に破壊されていきます。一度破壊された組織は元には戻りません。安静時でも呼吸が苦しくなっていきます。

・がん

肺、咽頭、食道、肝臓、胃、すい臓、子宮頸部、膀胱などにがんの発症リスクを高めます。

非喫煙者に比べ肺がんは4.5倍(男性)、喉頭がんは32.5倍(男性)高まるとの報告もあります。喉頭がんの患者は、90%が喫煙者だそうです。

・狭心症・心筋梗塞

狭心症とは、心臓に血液を送っている「冠動脈」の一部に異常が起き、血流が流れにくくなって心筋(心臓の筋肉)が弱ってしまうものです。

血栓が冠動脈に詰まって血流が途絶え、周囲の心筋が壊死してしまうのが心筋梗塞です。激しい胸の痛みが突然起こります。

これらの最大の原因は動脈硬化です。たばこの中に含まれる活性酸素が血管の内膜を障害して動脈硬化を進行させ、狭心症や心筋梗塞を起こしやすくするのです。

・糖尿病

日本人を対象にした複数の研究で、喫煙者は糖尿病の発症率が38%高いことが明らかになっています。また、吸う本数が多いほどリスクが高くなると示されており、糖尿病の合併症である動脈硬化や腎臓病などのリスクも高まります。

・受動喫煙

本人は喫煙しなくても、他人のたばこの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙と言います。

受動喫煙は喫煙者と同じ病気のリスクがあります。分煙していても、喫煙者の息や洋服に付いたたばこの臭いを嗅いだだけで健康被害を受けることがあるそうです。また、子供は呼吸器疾患だけでなく、中耳炎や乳幼児突然死症候群を引き起こすリスクも指摘されており、妊婦は低体重児や早産のリスクが上昇します。

禁煙治療は、保険適用されます。

いまからでも遅くはありません。大事な家族のためにも禁煙をしてみませんか?

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