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水足店ブログ 腎臓と薬
更新日:2022年04月01日
腎臓は不要な物質を「体外へ排泄する」重要な臓器で、体内に入った薬を排泄するのも腎臓の役割です。薬による腎障害を起こす人を年齢でみると、60歳以上の方で多くなっています。高齢になると、様々な薬を使う機会が増えるのに加え、若い時に比べて、腎臓の機能が低下しているため、薬の排泄が悪くなり、腎障害を起こしやすくなるのです。
痛み止めの飲みすぎに注意
薬剤性腎障害の報告が最も多いのは、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)とよばれる鎮痛薬です。消炎・鎮痛・解熱作用があり、関節痛、神経痛、頭痛、腰痛など様々な痛みを抑える薬として、非常に多くの人に使われています。市販薬にもたくさんの種類のNSAIDsがあります。
NSAIDsには炎症物質を抑える作用と同時に、血管を収縮させる作用もあるため、腎臓に流れ込む血流が減少し、腎臓の働きが低下することがあります。
特に、発熱、下痢、嘔吐、多量の発汗などで「脱水」状態の時は、腎臓への血流も低下してしまい、副作用が起こりやすくなるので要注意です。
高齢者は気づかないうちに脱水気味になっていることもあるので気を付けましょう。
・痛み止め(NSAIDs)は必要以上に多く服用したり、漫然と長く使わないようにしましょう
・水分を十分に補給し、脱水に注意しましょう
脱水についてはこちら↓
“コロナ夏“のかくれ脱水に注意 | メイキ薬局 アーチメディカル (archmedical.co.jp)