「足のつり」の対処法と予防法

「足がつる」とは、ふくらはぎの筋肉がけいれんを起こし、強い痛みを伴う状態で、こむら返りともいいます。ちなみに、“こむら”とはふくらはぎの古い呼び方です。足の裏や指、太もも、お尻、腰、背中などでも起こることがあります。

足がつったときは筋肉を伸ばそう

つった側の足の爪先を両手でつかみ、手前にゆっくりと引き、ふくらはぎを伸ばします。しばらくそのままの姿勢を保ち、ゆっくり元に戻します。これを痛みが消えるまで繰り返します。

予防にはストレッチが有効

階段やイスなどに片足をのせ、反対側のふくらはぎとひざ裏の筋肉を30秒ほどしっかり伸ばします。左右の足を入れ替えて同様に行います。

睡眠中は、足が冷えるとつりやすくなります。レッグウォーマーをはいて寝るとよいでしょう。

こまめに水分補給する、毎日バランスよくミネラルをとるといったことも心がけましょう。日本人に不足がちなマグネシウム、わかめ、ごま、ナッツなどに豊富に含まれます。

また、足がつったときに即効性のある漢方薬の芍薬甘草湯もあります。心配な方は、薬剤師に気軽にご相談ください。

出典：株式会社クラスAネットワーク Life 2022 1月号