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にじいろ薬局 鼻の症状②
更新日:2024年05月01日
春は花粉症の季節…スギ、ヒノキから始まり、黄砂の飛来も重なり、ゴールデンウイーク頃まで症状に悩まされる方も多いのではないでしょうか。今月は代表的な鼻症状であるこの二つです。
鼻水が出る
鼻水にはどろどろの黄色い鼻水(膿性鼻漏)と、水のようにさらさらの鼻水(水様性鼻漏)があります。鼻の奥の副鼻腔が感染を起こすと副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)となり膿性鼻漏がでます。また、幼児では鼻に異物を入れ膿性鼻漏が続くことがあります。いずれも耳鼻咽喉科でしっかりした治療が必要です。水様性鼻漏は、かぜの鼻炎や、アレルギー性鼻炎で起こります。かぜは咳やだるさなどの症状を伴うことが多く、アレルギー性鼻炎はくしゃみや鼻づまりを伴うことが多いです。自律神経の反応で起こる血管運動性鼻炎もアレルギー性鼻炎と同様の症状を呈します。
くしゃみが出る
鼻内の知覚神経が刺激されるとくしゃみがでます。くしゃみは鼻の中の異物を外に出すための生体の防御反応です。くしゃみに加え、鼻水、だるさ、熱があるときにはかぜによる鼻炎が考えられます。また、くしゃみに鼻水、鼻づまりがあればアレルギー性鼻炎が考えられます。鼻や目もかゆければ花粉症の可能性があります。
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科統計部外科学会HPより引用(https://www.jibika.or.jp/)