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にじいろ薬局 気管支喘息(ぜんそく)の治療①

更新日:2022年05月01日

気管支喘息の治療については普段の治療(長期管理)と気管支喘息発作への対応を分けて考える必要があります。

長期管理においては喘息をよく理解した上で、次の3本柱を実践することが大事です。

  • 喘息を悪くする原因を減らす :悪化因子への対する対策
  • 気道の炎症を抑えるために薬を使用する   :薬物療法
  • 発作が起こりにくくなるように体力をつける :体力作り

悪化因子への対策

気管支喘息の悪化要因について個人毎で対策をたてます。対策の例としてダニ(日本では特に悪化因子として頻度が高い)であれば自宅の掃除掛けや布団の管理をこまめにすることでダニの繁殖を減らす対策を行うなどといったものです。

治療中の方で「薬はなるべく減らしたい」と思われる方も多いと思いますが、炎症の原因となるこの悪化因子への対策を行うことは薬を減らすためにも有効と言えます。

体力作り

適度な運動やバランスとのとれた食事、十分な睡眠、規則正しい生活などがあります。喘息の悪化因子として激しい運動があるため、運動はしない方がよいのではと思われるかもしれませんが、成長期のお子様ですので十分な治療や対策を行って運動をしても問題ないようにするという考えが重要です。また、肥満も喘息を悪くしてしまう原因であることが分かっていますので適切な生活習慣も大事です。

  

 

出典:気管支喘息(ぜんそく) | 国立成育医療研究センター (ncchd.go.jp)

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