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にじいろ薬局 解熱剤について

更新日:2021年09月09日

Q 解熱剤の粉薬と坐薬は、違いがあるのでしょうか?

熱を下げる効果は、粉薬でも坐薬でも同じです。ただし、坐薬は直腸から直接吸収されるため、効果が早く現れます。子どもが苦しそうで、早く熱を下げたいときは坐薬を使うといいでしょう。また、粉薬を上手にのめないときに、坐薬を使うとよいでしょう。

 

Q 解熱剤を使っても効果は一時的なもので、あまりよくないと聞きましたが、本当ですか?

解熱剤は一時的に熱を下げる目的に使う薬で、病気の根本的な治療になる薬ではありません。しかし、熱を一時的に下げて楽にすることは、体の回復に必要なこともあります。解熱剤は使い方次第で役に立つ薬です。

 

Q 小児解熱用の坐薬は体温が何度以上になったら使うのでしょうか。また熱が下がらない時、次はいつ使用したらよいのでしょうか?

子どもの正常体温は成人に比べて高く、個人差・年齢差・諸条件(食事・入浴など)により変わります。目安として、37.5度を越える場合、発熱と考えます。発熱に対してすぐに解熱剤を使うと、発熱の原因になっている病気がわからなくなることがあるため、 安易に解熱剤を使わず、必ず医師の診察を受け、指示にしたがって使ってください。解熱剤の効果は46時間のため、次に解熱剤を使用するまで56時間空けてください。使用回数は123回が目安です。

 

出典:お薬Q&A | 国立成育医療研究センター (ncchd.go.jp)

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