高齢者の水分補給は食事以外で1日に1,000～1,500ｍｌは目安。

高齢者は水分が必要だと感じる機能が低下したり、多く水分を摂りすぎるとトイレが近くなりそうと心配になったり、水分摂取を拒む方も少なくありません。

十分な水分は、脳内の血流を改善し、栄養素や酸素が体内に行き渡ることで脳を活性化させます。それにより覚醒水準が上がり、認知機能を高める効果が期待できます。

おすすめの飲料は麦茶や水です。

コーヒーや緑茶は利尿作用があるため、水分補給に適していません。塩分や糖分が多く含まれているスポーツドリンクなども飲む量には注意が必要です。

水に電解質と糖質をバランス良く配合した経口補水液は、食欲のない日や1日の水分量が少ない日など、体調に合わせて摂取するとよいでしょう。

家にいると水分補給を忘れてしまう場合は、水筒に飲み物を入れて常に側におきましょう。手に届くところに水筒があればこまめに水分補給ができます。

暑い夏を元気に乗り切りましょう！