ストレッチには様々な種類があります。

どのような違いがあるかを知り、目的に合ったストレッチを行うことが大切です。

この度は動的ストレッチについて紹介します。

動的ストレッチ

• ダイナミックストレッチング

関節を大きく動かすことで筋肉の伸長と収縮を繰り返すストレッチで、トレーニングとウォーミングアップの特性を兼ね備えます。

伸張反射に関わる神経回路(α運動ニューロン)を適度に興奮させて筋肉の収縮を促します。スポーツ競技の準備運動に用いられ、例えば陸上競技なら、骨盤周辺の動的ストレッチ等を行い股関節の動きをスムーズにします。競技に必要な部位の柔軟性を高め、練習・試合に臨める体に整えます。

• バリスティックストレッチング

一般にはタブーとされる反動を使ったストレッチです。スポーツの動作ではすばやく動くために伸張反射を活用するため、アスリートのパフォーマンス向上を目的としたトレーニング前のウォーミングアップに適しています。血流を促して体を温める効果が期待できる反面、反動を使うため筋肉や腱に負担がかかるので、一般の人にはあまりお勧めできません。静的ストレッチのような筋肉を弛緩させる作用は期待できないです。

参考　世界一伸びるストレッチ