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中野店ブログ 薬よもやま話6

更新日:2023年12月15日

今回はビタミンB12についてです

(医薬品としてはメチコバール・メコバラミン・シアノコバラミン等)

 

ビタミンB12のはたらき

 同じビタミンB群の仲間である葉酸とともに、ビタミンB12は血液をつくるのに重要な役割を果たしています。

また欠乏すると神経痛や神経麻痺など神経に障害が起こるために、神経の機能を保つ作用があるといわれています。

さらに葉酸やビタミンB6と同様に、動脈硬化の危険因子とされている「ホモシステイン」の血中濃度を正常に保つはたらきもあります。

 

 

ビタミンB12は不足しにくい栄養素

 ビタミンB12は肉類や魚類など動物性の食品に含まれています。

また、体内で腸内細菌によって作り出されることもあるため、一般的な食生活を送っている限りは欠乏症の心配はありません。

さらに、ビタミンB12は必要なときに備えて肝臓に十分な量が蓄えられています。

何らかの理由でビタミンB12が不足すると末梢神経に障害が発生し手足がしびれたり痛んだりする場合があります。

こうした神経障害が進行すると動きや感覚をコントロールする神経線維が損傷を受け、全身の筋力が低下したり手足がしびれたりする可能性もあります。

 

「なんだか手足の感覚が変かも

などと感じた際には、出来るだけ早めに受診するように心掛けましょう。

 

*ホモシステインとは・・血中に存在するアミノ酸の一種です。

 

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