新選組副長として幕末に活躍した 土方歳三の生家に伝わる秘薬です。
タデ科の牛額草(別名ミゾソバ)を原料に作られ、打ち身・捻挫に用いられました。
若き日の歳三も自ら行商をしており、販路は遠く信州にも及んだそうです。
昭和23年の薬事法改正まで実際に製造が続き、その後も長く愛用され、昭和40年代になっても、購入を希望して訪ねてきた方がいたというエピソードがあります。
農家で生まれ薬の行商をしていた青年が、僅かな期間で鬼の副長と呼ばれるまでに変貌を遂げたその時代のエネルギーを感じずにはいられません。
※出典 北多摩薬剤師会ホームページ
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