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水足店ブログ 「氷を無性に食べたい」 氷食症の原因は鉄欠乏
更新日:2024年08月05日
季節を問わず、毎日のように氷をかじっていたり、無性に氷が食べたくなったりしていませんか?「氷食症」はストレスや鉄欠乏などによっておこると考えられています。
氷食症の原因は?
氷食症は鉄分不足が原因であることが多く、気づかないうちに貧血が悪化していることがあります。
貧血の症状
疲れやすい・食欲不振・息切れ・動悸・顔色が悪い
頭痛・めまい・記憶力の低下・寝つきの悪さなど
女性は月経により鉄分が失われること、妊娠・出産・授乳により鉄の需要が増すことなどから、鉄分が不足しがちです。思春期(小学校高学年~高校生)も、体が大きく成長し、血液や筋肉の増加とともに鉄の需要が増す一方で、過度なダイエットにより鉄分不足になっていることがあります。
20~40代の女性の21%が鉄欠乏性貧血、65%が潜在的な貧血だと言われています。(平成21年国民健康・栄養調査/厚生労働省)
氷食症の治療と予防
血液検査により鉄分不足が認められた場合は、鉄剤を服用して治療します。鉄欠乏性貧血の予防のために特に大切なのは食事です。
・ヘム鉄(レバー、カツオ、マグロなど)
…吸収率が高い
・非ヘム鉄(卵、あさり、ほうれん草など)
…ビタミンCやたんぱく質と一緒に食べることで吸収率アップ!
鉄欠乏性貧血には、胃潰瘍や大腸がん、子宮筋腫などの病気が隠れていることがあります。
定期的に消化器内科や婦人科で検査を受けることも大切です。