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にじいろ薬局 耳の症状⑤
更新日:2024年03月01日
ヒノキの花粉が気になる季節です。もうしばらくアレルギーの飲み薬や点鼻薬が手放せない方も多い事でしょう。
今年の桜の開花は早めの予想です。さあ、今年はどんな桜に出会えるでしょう。そんなことを考えていると、心の中は春本番になりそうですね!
今月は耳のつまりについてです。
耳がつまる
耳に水が入った感じ、ふたをしたような感じ、ボワーンとした感じは、外耳、中耳、内耳、いずれに原因があっても起こります。
外耳が原因の場合は、耳あか、綿棒の先などの異物、プールや風呂で入った水、外耳炎による外耳道の腫れや分泌物の鼓膜への付着などが原因となります。また、耳が海水と風で冷却されることで外耳道の骨が増殖し耳の穴が狭くなる「サーファーズイヤー」により外耳道が閉塞しやすくなることがあります。
中耳が原因の場合は、かぜに伴って鼻の奥と耳をつなぐ耳管(じかん)が腫れ、中耳の空気圧の調整がうまくできない状態(耳管狭窄症)、加齢や体重減少で耳管が開き過ぎた状態(耳管開放症)、中耳に水がたまった状態(滲出性中耳炎)などで耳のつまり感が出現します。また、飛行機に乗った時のように急激な気圧の変化に耳管の働きがついていけなくなって起こる航空性中耳炎もあります。
内耳が原因の場合は、低音部の内耳性難聴で耳のつまり感を訴えることが多く、金属音が耳ざわりに感じたり、ワーンといった耳なりやめまいを伴うこともあります。急性低音障害型感音(かんおん)難聴、メニエール病、突発性難聴などでよくみられる症状です。
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科統計部外科学会HPより引用(https://www.jibika.or.jp/)