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にじいろ薬局 かぜ症候群
更新日:2023年10月01日
実りの秋、お米をはじめ色んな作物が収穫される季節です。自然の恵みに感謝しながら美味しく頂きたいですね!旬のものを取り入れたバランスのいい食事、十分な休養や適度な運動で、元気に過ごしましょう。
今月はかぜ症候群についてです。
私達が呼吸する際、空気の通り道は気道と呼ばれ、上気道(鼻、咽頭、喉頭)と下気道(気管、気管支、細気管支、肺胞)に分けられます。かぜ症候群とは、主にウイルス感染によって上気道に起こる急性炎症の総称で、具体的には急性の鼻炎、咽頭炎、喉頭炎などをいいます。症状は、局所的にはくしゃみ、鼻みず、鼻づまり、のどの痛み、せき、たん、声がれなどであり、全身的には発熱、頭痛、関節痛、さらに下痢、腹痛などの消化器症状を伴うこともあります。
かぜは放置しても自然に治ることが多いのですが、こじれると気管・気管支炎、急性副鼻腔炎、急性中耳炎、滲出性中耳炎などの合併症を起こします。
かぜは、主に上気道の炎症で、合併症も耳、鼻、のどに関するものが多いので、本来耳鼻咽喉科医が「かぜの専門医」といえます。耳鼻咽喉科の利点は、病気の広がりや程度を眼で確認でき、さらに、薬だけでなく、鼻やのどの処置、ネブライザーなどで患部を直接治療できる点です。高熱が続いたり呼吸困難を呈してくれば肺炎などが疑われますので内科や小児科を受診してください。
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 (jibika.or.jp)ホームページより