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にじいろ薬局 気管支喘息(ぜんそく)の治療②

更新日:2022年06月01日

気管支喘息の治療については普段の治療(長期管理)と気管支喘息発作への対応を分けて考える必要があります。

長期管理においては喘息をよく理解した上で、次の3本柱を実践することが大事です。

  • 喘息を悪くする原因を減らす :悪化因子への対する対策
  • 気道の炎症を抑えるために薬を使用する   :薬物療法
  • 発作が起こりにくくなるように体力をつける :体力作り

薬物療法

長期管理薬(主に炎症を抑えるために普段から使用して発作を予防する薬剤)を使用します。主な長期管理薬として吸入ステロイド薬、ロイコトリエン拮抗薬などがあります。

吸入ステロイドは気管支に直接的に効果を発揮して炎症を鎮めてくれます。直接的であるため、少ない量で効果が得られ、内服や点滴を長く継続した時のような副作用は起こりません。年齢に応じていくつかの種類の薬があります。全年齢で気管支喘息長期管理の主役とも言える薬です。

ロイコトリエン拮抗薬は内服の薬です。吸入ステロイドに比較すると炎症を鎮める効果は弱くなりますが、内服という使用のしやすさがあります。比較的に軽症の症例でこの薬剤だけで治療を行うこともありますが、より重症な例では吸入ステロイドといっしょに使用することもあります。

他にもクロモグリク酸ナトリムやテオフィリン製剤などの薬を使用することがあります。

 

出典:気管支喘息(ぜんそく) | 国立成育医療研究センター (ncchd.go.jp)

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