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にじいろ薬局 鼻の症状③
更新日:2024年06月01日
今月も引き続き鼻症状です。
アレルギー性鼻炎の症状が出ていたり、風邪を引いている時などに経験される方も多い症状ではないでしょうか。原因になっている病気をしっかり治すことで、改善できる場合も多いです。我慢せずに耳鼻科受診してみましょう。
においがしない
下記の嗅覚障害(きゅうかくしょうがい)を参照してください
嗅覚障害(きゅうかくしょうがい)
鼻の最上部、嗅裂(きゅうれつ)と呼ばれる場所に嗅上皮があり、その中にある嗅細胞に「におい分子」が到達すると、神経を介して脳でにおいを認知します。かぜやアレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症などで「におい分子」が嗅上皮まで到達できないと臭いがしなくなります。また、かぜのウイルスなどにより嗅細胞自体がダメージを受けると、しばしば高度の嗅覚障害となります。
検査は、まず鼻の中を観察し、必要に応じてレントゲン検査、CT検査などを行います。嗅覚障害の程度は、においのあるアリナミンの注射薬を静脈注射したり、何種類かの違った臭いを異なる濃度で嗅いでもらって判定します。
嗅覚障害の治療の基本は原因となっている病気を治療することで、鼻の処置、投薬、手術などが行われます。ステロイドの点鼻も効果的ですが、長期間使うと副作用が出ることがあるので主治医の指導に従って使用するようにして下さい。
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科統計部外科学会HPより引用(https://www.jibika.or.jp/)