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にじいろ薬局 喉の症状④
更新日:2024年12月01日
気忙しい、でも楽しいイベントも多い12月がやってきました!
例年であればインフルエンザの感染も増え始める時期でしょうか。近頃は、いつもと違うパターンで感染症が流行することも増えています。基本的な手洗いやうがいを今一度しっかりと行い、予防していきましょう。
口や喉の症状の続きです
しゃべりにくい
人が言葉をしゃべるとき、音としての声そのものが出にくいのか、音はふつうに出せるがうまく言葉にできないのか区別しにくいかもしれません。
前者は医学的には発声障害と呼ばれます。ここでは医学的には言語障害と呼ばれる後者について説明します。
声帯で声が作られ、咽頭、口腔(舌)、鼻腔で言葉になるので、声は出せるけど言葉にならない、あるいは言葉がはっきりしないときは、声帯以外の器官に異常が起きていることが考えられます。原因、病状は多岐にわたり、たとえば同じ脳卒中後でも、口腔や舌の筋肉を動かす神経が麻痺してろれつがまわらないといった症状が出ることもあれば(運動性構音障害)、脳の言語中枢に障害が起きて意味のある言葉をしゃべることができない状態になることもあります(失語症)。
その他、言語発達遅滞(ちたい)、脳性麻痺、舌小帯短縮症、口蓋裂(こうがいれつ)など小児期に対処が必要な言葉の障害、がんや怪我によって口腔や舌の形状が変化したり動きにくくなることによる言葉の障害もあるので、まず原因を確定し、専門家による適切な処置を講ずる必要があります。
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科統計部外科学会HPより引用(https://www.jibika.or.jp/)