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にじいろ薬局 味覚異常

更新日:2023年05月01日

初夏の日差しを感じるようになってきました。

木々の緑も日に日に濃くなり気持ちの良い季節、お出かけされる機会も増えますね。

 

(写真;にじいろ薬局 辻井)

 

美味しいものをいただくのも、お出かけの楽しみの一つです。

  

今月は味覚に関する病気についてです。

  

食べ物の味が分からなくなったり鈍くなることを味覚障害といいます。ときには特定の味が分からない、何も食べていないのに変な味がするといった症状のこともあります。味覚障害の原因はさまざまですが、多くのケースで血清中の亜鉛不足が関係していることが分かっています。亜鉛不足の原因は、多い順に特発性(原因不明)、薬剤、感冒、全身疾患といわれています。鉄欠乏性貧血による舌炎や口内炎、虫歯などに伴う舌炎も味覚障害の原因となります。

 味覚障害の程度は、電気刺激や、各種、各濃度の味の溶液を用いて調べます。また、血液検査で貧血の有無を調べたり、血清中の亜鉛の量を測定したりします。

 治療法は原因により異なり、亜鉛欠乏が考えられる場合は亜鉛剤を処方します。薬剤性の場合は服用の中止、変更、減量などを検討します。舌には味のセンサーである味蕾がたくさんあるので、表面についた舌苔(ぜつたい)をブラシなどで無理に取らないようにして下さい。

 

一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 (jibika.or.jp)ホームページより

 

 

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