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にじいろ薬局 扁桃炎

更新日:2023年03月01日

寒さも緩み、春らしい日差しを感じる日も出てきます。梅も見頃を迎え、花から花へ忙しそうに飛び回るメジロの姿も見られます。河津桜も見頃を迎えます。ソメイヨシノより少し濃いピンク色の花、気持ちが華やぎますね。春への期待が高まって来る季節です。

 


(写真:にじいろ薬局 辻井)

3月は桃の節句。『桃の字が入った体の部位』の病気についてです。

扁桃炎

 のどの奥の左右両側にある扁桃が、細菌などの感染により炎症を起こしたものが「扁桃炎」です。扁桃は赤く腫れ、しばしば白い膿を持ちます。のどの強い痛み、つばを飲み込むときの強い痛みがあり、高熱を出すこともあります。安静が必要です。扁桃の膿を取ったり、うがい、抗菌薬の内服などで治療します。食事がとれないときは点滴をしたり、入院が必要になることがあります。扁桃炎で高熱を繰り返すときは、手術で扁桃を取る必要があります。 

扁桃周囲膿瘍

 扁桃炎をこじらせ、扁桃のまわりに膿がたまる状態が「扁桃周囲膿瘍(のうよう)」です。

 のどの強い痛み、つばを飲み込むときの強い痛みがあります。痛みが強くて食事が食べられないことや、口が開きにくくなることがあり、耳も痛く感じることがあります。扁桃だけでなく、扁桃のまわりも赤く大きくはれます(矢印)。腫れているところを切開して膿を出し、抗菌薬の点滴、内服をします。しばしば入院が必要となります。再発しやすく、再発を繰り返す場合には扁桃を手術で取る必要があります。

 

一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 (jibika.or.jp)ホームページより

 

 

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