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長砂店ブログ 薬の日
更新日:2025年05月01日

5月5日は「薬の日」―こどもの日だけじゃない、大切な健康の記念日
5月5日といえば「こどもの日」や「端午の節句」を思い浮かべる方が多いと思います。でも実は、「薬の日」でもあるのをご存じでしょうか?
古代から続く「薬の日」の由来
この記念日の起源はなんと1400年以上前、推古天皇の時代にさかのぼります。611年5月5日、推古天皇が奈良県の「菟田野(うだの)」へ出かけて、薬草や薬となる鹿の角などを採集する「薬狩り」を行ったとされています。
この出来事はその後、「薬日(くすりび)」として毎年の恒例行事になり、現代では全国医薬品小売商業組合連合会(医薬全商連)が「薬の日」として正式に制定しました。
菖蒲湯と薬草のつながり
5月5日は「端午の節句」でもありますが、この行事とも薬草は深く関係しています。たとえば「菖蒲(しょうぶ)」や「蓬(よもぎ)」といった香りの強い薬草は、古くから邪気を払う力があると信じられてきました。
この日に入る「菖蒲湯」は、まさにそうした伝統の名残です。香りでリラックスできるだけでなく、薬効のある植物で身体を温めることで、健康を守る先人の知恵が詰まっています。
現代の「薬の日」はどう過ごす?
現代において「薬の日」は、薬の正しい使い方を見直す日としても大切です。
· 処方薬をきちんと指示通りに飲めていますか?
· 薬の保管方法、見直したことはありますか?
· 薬剤師さんに相談したこと、最近ありますか?
こうしたことを振り返り、自分や家族の健康について考える良い機会にしませんか?
こどもの日と一緒に、「薬の日」も心に留めて、体のこと、薬のこと、もう一度見つめ直してみてはいかがでしょうか。