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水足店ブログ 褥瘡(床ずれ)について

更新日:2025年05月01日

褥瘡(床ずれ)とは、長時間同じ姿勢でいると、そこに圧力がかかり、血流が悪くなることでおこる皮膚病変です。高齢化に伴い寝たきりになる方も多くなり、リスクのある方が増えています。特に骨が皮膚に近いところでおきやすく、仙骨部分や、かかと、腰骨周囲、肘、頭部などでもおこります。

 

褥瘡(床ずれ)を防ぐには?

私たちは寝ている間でも、無意識のうちに寝返りをうつことで圧力が皮膚の一部にかかり続けないようにしています。しかし、寝たきりの方では自分の意識で体位を変えることができないため、褥瘡を起こしやすくなります。

発生を防ぐためには体位変換が基本になります。圧迫を軽減するようなマットレスやベッド、クッションを使用し局所的に圧力がかかるのを防ぎます。また、皮膚を清潔に保つことも大切です。便や尿によって皮膚が長く汚染されていると、褥瘡がおきやすくなります。皮膚を清潔にし、保湿を行い良い状態に保つことで外から受ける刺激を軽減します。

また、栄養状態が悪いと治りが悪くなるため、バランスの良い食事も大切になります。

 

褥瘡(床ずれ)の治療

褥瘡治療過程は、創部の状態によって黒色期、黄色期、赤色期、白色期に分けられ、それぞれに適した処置や薬が使用されます。早期発見も重要です。傷がなくても、皮膚の同じところの赤みが続く場合は医師に相談するようにしましょう。

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