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水足店ブログ 口腔アレルギー症候群(OAS)

更新日:2025年04月09日

OASは、果物や生野菜などに含まれるアレルギーを起こす原因物質(アレルゲン)が、口の中の粘膜に触れて起こるアレルギー反応で、体内のIgE抗体が関係しています。

生野菜や果物のアレルゲンは花粉のアレルゲンと構造が似ているので、花粉に対して作られたIgE抗体が、似た成分を持つ果物や野菜にも反応してしまいます。(交差反応)

野菜や果物が口腔粘膜に接触すると、口の中の刺激感、かゆみなどが誘発されます。消化器症状(腹痛、嘔吐、下痢)、喉のつまり感、喘息、アナフィラキシーショックなどをおこすこともあります。

 

花粉

症状出現に関連する食物

スギ、ヒノキ

トマト

ハンノキ、シラカバ

リンゴ、モモ、サクランボ、大豆、ナッツなど

イネ科

メロン、スイカ、トマトなど

ブタクサ

メロン、スイカなど

ヨモギ

セロリ、ニンジンなど

 

OASは花粉症がない方も注意!

薬剤アレルギー、気管支喘息、ゴム手袋過敏症(ラテックスアレルギー)がある人は、発症の頻度が高いと言われています。

誘因となる食物の摂取は可能な限り避けることが基本ですが、加熱調理すれば摂取可能になることがあります。寝不足やストレスなどの要因が重なると症状が出やすくなる傾向があるので、体調が悪い時は、これまでに症状を引き起こした食物を摂らないように気をつけましょう。

 

参考:口腔アレルギー症候群|一般社団法人日本アレルギー学会

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